“クルマ離れが進んでいる” と言われています。
クルマは数ある移動手段の中の一つですが、
いくら環境に優しく、燃費が良くても、クルマは高価なものです。
大枚をはたいて購入し、維持費も高い。おまけに使わない時に保管する料金まで掛かるわけですから、
クルマを所有しない生活を選ぶ人が沢山出てくるのも理解できるし、
交通網の発達や、大都市への人口集中によって、それはさらに加速するでしょう。
では、どうすればクルマ離れを食い止められるのか?
答えは、いたってシンプル。
クルマは移動手段のひとつである……という価値基準を変えること。
クルマは単なる目的地へ移動するためだけの乗り物ではない。
人々の暮らしに、充実感や喜び、感動を共有することができる乗り物だ。
そのような新しい価値基準が生まれることで、
クルマは移動手段ではなくパートナーへと変化していくはずです。
ピクサーのカーズという映画の中でこんな台詞があります。。
「楽しみに行くために走ってたんじゃなくて、クルマを楽しみながら走っていたの」
この台詞は、我々が思い描くクルマの新しい価値基準を示すひとつの答えかもしれません。
一方で視点をかえると、
クルマを楽しんでいる人は実は今も本当に沢山います。
振り返れば、社会の中で車が主役だった時代があり、
そこから生まれ育った日本のクルマ文化は確実に今も存在しています。
いっけん無くなってしまったかのように見えますが、それは違う。
今は、表舞台から、少し影に潜めているだけです。
だからもう一度表舞台に出せばいい。
とことん楽しんでいる人がいるということを知ってもらえばいい。
そして「今、クルマを楽しんでいる人」がもっともっと、クルマを楽しめばいい。
それがきっと、興味や憧れを抱くことに繋がり、
クルマを楽しむという第一歩を踏み出す人を増やすことに繋がります。
我々も振り返れば、そうやってクルマが好きになったはずです。
ツクルマの理念は「クルマを楽しむ人を増やす」。
クルマを楽しむ人が増えることが、日本のクルマ文化を守り、
進化と共にクルマを楽しむ文化が次世代へと継承されていくことに繋がると考えています。
さて、みなさん。
クルマを楽しんでいますか?